仕事そのものがなく、派遣なのに転勤させられる

地方在住のため、派遣の仕事というと、9割方製造業になります。派遣社員として登録したのは、特に仕事がなく、その当時給料のよかった職種をさがしていたところ、たまたま派遣社員の応募があったためです。求人広告から応募し、製造業という職種で仕事をすることになりました。

まずは、派遣会社での面接、登録をし、簡単な安全教育を受けて識別テストや計算などを行いました。派遣労働者ですから、よほどのことがない限り選考にもれるなどということはありません。後日、派遣会社から採用の連絡をもらい、再度派遣会社に赴き、具体的な勤務開始日などについて話しをしました。

まず、私が提示された労働契約書は、

  1. 就業場所 ○○市(自宅付近の就業場所)
  2. 勤務時間 8:00~17:00
  3. 休日   平日5日間のうちの3日間で、午後が休日 さらに、土、日曜日のうちのどちらか1日

という内容でした。 私が要求した点は以上、①~③を強く求めたので、それに応じた職場を紹介するという話しを受け、合意しました。

1週間後、あらためて派遣会社へ行き、担当者とともに派遣先の企業へ行きました。 始業して1週間程度は、問題なく仕事ができ、給与面もよかったので、安心して仕事ができると思っていました。

ところが、2週間がたったころから、周りの派遣社員からの言葉が次第に耳に入るようになってきました。 「○○さん、この会社は出たほうがよい。シフトは我々が作っているので、あなたの希望どおりの勤務日数は入れられない。」 と言われました。 派遣先企業では、派遣社員のリーダーがいて、その人が仕事をしきり、人事管理やシフト管理も行っている状態でした。 その企業では、中高年の男性が多く、派遣社員で15人程度でした。

話しをきいたところ、自分たちの仕事がなくなってしまうので、私が1週間フルで入ってしまうと困るから出ていってほしいという内容でした。 当然、シフトは変更され、私は1週間で3日程度の勤務しか入れず、労働契約書に基づいた仕事はできませんでした。 話しを聞き、私は派遣会社の担当者に事の次第を伝え、異議を申し立てました。 すると、担当者は「そこはそうなってしまうんだよね。」というのみで、あとは会話に応じませんでした。

結局、派遣会社の狙いとしては、あらかじめ別の企業へ移させるために私を採用し、希望どおりの労働契約書を作り、就業させたのです。 仕事を失った私は、別の就業場所への異動を余儀なくされ、派遣でありながら、転勤に似たかたちで仕事をすることになりました。 急なことで、次の就職がすぐに見つかるわけでもなく、その仕事をせざるを得ない状況になりましたが、当然、憤りを感じたので、次の仕事をすぐに探して辞めるようとしました。

派遣会社としては、新しい就業場所で継続して働かせるために引き留め工作を行ってきましたが、私は納得がいかないため、労働基準監督署に相談に行きました。 当然、最初の労働契約書を提示して、仕事そのものがない、勤務日数がまったく違い、異動せざるを得なかったと伝えると、労働基準監督署はすぐに動いてくれ、会社に指導をしてくれました。 裁判沙汰などにはしませんでしたが、あまりに契約内容と違い、会社のねらいが見え見えだったので、労働基準監督署に申し出て問題を解決してもらいました。 ただ、この派遣会社を辞めたからといって、すぐに次の仕事が見つかるわけではありません。 ハローワークへ行き、次の仕事を見つけるために担当者と何度も話し合いを重ねました。 現在は違う会社に勤務していますが、完全なブラック企業といえる派遣会社の対応に憤りを感じました。 完全に、時間と労力のムダです。